礼文島を歩こう!トレッキングコース紹介>礼文林道コース

コースの概要

礼文林道コースの概略図礼文林道は、香深井側入口から香深側(元地側)入口までの約8kmです。香深井バス停から香深井側入口までは徒歩15分ほど。反対側の香深側(元地側)入口は、香深の町から歩くと、車道をだらだらと上り、40~50分かかります(桃岩登山口行きの路線バスに乗って桃岩登山口バス停で下りたほうが近いです)。

林道から分岐している礼文滝への道は、ロープを伝って上り下りする急勾配や、川の流れに半ば足を浸しながら対岸へ渡らねばならない箇所があるなど、礼文島の中では難易度の高いコースです。それだからこそのおもしろさもあるのですが、危険も伴いますので、歩く際にはくれぐれもご注意ください。

林道の両端のうち、南側の入口は、案内図によって「香深側」と表記されている場合と「元地側」と表記されている場合とがあるため、ここでは「香深側(元地側)」という表現を使いました。

標準タイム

香深側(元地側)入口→レブンウスユキソウ群生地:40分(1.7km)
レブンウスユキソウ群生地→礼文滝分岐:30分(1.5km)
礼文滝分岐→礼文滝:60分(2.0km)急な傾斜や沢を渡るところなどがあるので要注意
レブンウスユキソウ群生地→香深井バス停:80分(5.1km)

礼文林道(2012-08-14)

利尻富士と西海岸の眺めが素晴らしい!

晴れていれば利尻富士の眺めが見事です。また、途中にレブンウスユキソウ群生地があり、その前後では、林道メインルートとは別コースが整備されており、礼文島西海岸(利尻富士とは反対側の海岸線)を見下ろすことができます。

礼文林道(2012-08-14)

南の6時間コース

レブンウスユキソウ群生地は、香深側(元地側)から2kmのところにあります(林道入口からだとゆるやかな上り)。知床から桃岩展望台コースを抜けて、桃岩展望台から香深へ下る登山道から途中で車道に出てから林道へ入り、レブンウスユキソウ群生地までの間を往復すると、桃岩展望台コースと合わせて4~6時間コースです。また、礼文林道の完歩にこだわりがなければ、香深側(元地側)入口とレブンウスユキソウ群生地の間を往復するだけでも、十分に楽しめます。

【重要!】礼文滝から元地へは抜けられません!!

古い地図やガイドブックでは礼文滝から海岸沿いに元地(地蔵岩)方面へ抜けられるような記述がある場合がありますが、礼文滝~元地間は、1997年以降、落石や転落の危険があるため通行禁止になっています。通行禁止になる前でも、この区間は満潮時や波の高いときには歩くことができず、指示を守らずに歩いた人が大きな事故に遭った例もあります。元地方面へは絶対に行かず、来た道を戻るようにしてください。

礼文滝への道

礼文滝への道は
こんなところを
通ります
ロープの張ってある川の上が正式ルートです(ここには橋はありません)
(2014-07-07)